成年後見制度の改正が閣議決定!「おひとりさま」の備えとこれからのポイント

成年後見制度の改正が閣議決定!「おひとりさま」の備えとこれからのポイント

「成年後見制度は、一度始めたら一生やめられないから利用をためらう…」
「将来、自分の判断能力が衰えたとき、本当に望む形で財産管理やサポートをしてもらえるだろうか?」

高齢化や単身世帯の増加が進む中、こうした制度の「使い勝手の悪さ」や将来への不安は、多くの方が抱えている切実な悩みでした。

そんな中、政府は成年後見制度を抜本的に見直す民法改正案を閣議決定しました。2000年の制度開始以来、約26年ぶりとなる歴史的な大改革となります。

今回の法改正では、法定後見の抜本的な見直し(「補助」への一本化や終身制の廃止など)だけでなく、私たちがご相談を受けることの多い「任意後見制度」においても、より利用しやすく、実態に合わせた柔軟な仕組みへとアップデートされることになりました。

この記事では、八咫烏行政書士事務所が、今回の閣議決定で任意後見やこれからの備えがどう変わるのか、分かりやすく解説します。


目次

1. 今回の法改正で、なぜ成年後見制度の見直しが必要になったのか?

現行の成年後見制度(特に法定後見)には、「一度開始すると本人が亡くなるまで終わらない(終身制)」「不動産の売却など特定目的だけで使いたくても、日常の財産管理全般にわたって制限されてしまう」といった硬直性が指摘されてきました。

また、将来に備えて自分で後見人を選んでおく「任意後見制度」においても、本人の判断能力が低下した後に「任意後見監督人」の選任申し立てがスムーズに行われず、いざという時に動き出せないケースがあるなど、制度のハードルが課題となっていました。

今回の改正は、こうした「利用者のニーズとのズレ」を解消し、より柔軟で使いやすい制度へ生まれ変わらせることを目的としています。


2. 任意後見はどう変わる?注目すべきポイント

今回の改正案では、任意後見制度の利便性を高めるための見直しも盛り込まれています。主なポイントは以下の通りです。

  • 任意後見監督人選任の柔軟化
    状況によっては、一定の条件のもとで監督人選任に関する規定が柔軟化されます。これにより、監督人への報酬負担や手続きの心理的・金銭的ハードルが緩和されることが期待されています。
  • 契約の一部解除や変更のしやすさ
    本人の状況の変化やニーズに合わせて、任意後見契約の一部を柔軟に変更・解除できる仕組みが整備されます。
  • 法定後見との併存の許容
    これまで制限があった部分について、任意後見と法定後見がより柔軟に併存できるよう整理が進められます。

「おひとりさま」の老後対策や、子供のいないご夫婦の財産管理、あるいは元気なうちに自分の意思でサポート体制を固めておきたい方にとって、任意後見はより選びやすい選択肢へと進化しようとしています。


3. 改正を待つべき?「元気なうちの備え」の重要性

「制度が使いやすくなるなら、実際に法律が施行されるまで待ったほうがいいの?」というご質問をいただくことがあります。

ですが、法改正の閣議決定・成立が進んでも、実際に新しい制度がスタートするまでには一定の準備期間(施行まで数年)が必要です。その間にも、私たちの年齢や健康状態は少しずつ進んでいきます。

何より大切なのは、「自分の判断能力がしっかりしているうちに、誰に、どこまでのサポートを任せたいかを自分で決めておく」という本質的な備えです。判断能力が低下してしまってからでは、任意後見契約を結ぶことはできなくなってしまいます。


4. 将来の安心は、八咫烏行政書士事務所にご相談ください

今回の閣議決定を機に、「自分の場合はどんな備えをしておくべきか」「任意後見と家族信託はどう使い分ければいいか」といったご関心が高まっています。

八咫烏行政書士事務所では、お客様一人ひとりのご家族の状況やご意向に寄り添い、将来の財産管理や終活に向けた最適なプランをご提案しております。

「まだ先のことと思いつつ、何から手をつければいいか不安…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。あなたの未来の安心を、私たちがしっかりとサポートいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次